“けいぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
敬蔵33.3%
景蔵33.3%
慶三16.7%
慶蔵16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清河一味を京都における討幕派巨頭田中河内介たなかかわちのすけに紹介したのは京都の同志で医師を職業とした西村敬蔵けいぞう。河内介その人も本来但馬たじまの医師の次男坊で、中川家諸大夫田中氏の養子となったものである。
新撰組 (新字新仮名) / 服部之総(著)
馬籠の庄屋としての半蔵には中津川の景蔵けいぞう香蔵こうぞうのような自由がない。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
日頃懇意の仲買にすすめられて云わば義理ずくで半口はんくち乗った地所の売買が意外の大当り、慶三けいぞうはそのもうけの半分で手堅い会社の株券を買い、残る半分で馴染の芸者を引かした。
夏すがた (新字新仮名) / 永井荷風(著)
直様すぐさま参り申候処、御役人御出おいで有之其許方そのもとかた慶蔵けいぞうと申候寺男てらおとこ召使ひ候事有之候哉との御尋おたずねなり。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)