“くものす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蛛網33.3%
蜘蛛巣33.3%
蜘蛛網33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次ぎには第二の綱が必要だ、それは、第一のよりは少し下の方で、殆んど平行して置くのだ。蛛網くものすは其の二つの綱の間で紡がれるのだ。
けれども叔父さん、私おたづねしたいんです、あの蛛網くものすで天井を汚くするそして毒を持つたあのいやな蜘蛛を、叔父さんは何う云ふほめ方をなさいますの?
大崩壊おおくずれまで見通しになって、貴女あなたの姿は、蜘蛛巣くものすほども見えませぬ。それをの、透かし透かし、山際に附着くッついて、薄墨引いた草の上を、跫音あしおとを盗んで引返ひっかえしましたげな。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
◯次の十四節には「そのたのむ所は絶たれ、そのる所は蜘蛛網くものすの如し」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)