“くまのもう”の漢字の書き方と例文
語句割合
熊野詣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熊野詣くまのもうでには、なぎの木を折って、髪やかぶりにかざして帰る風俗があるから、ここでも杉の葉をそうするような風習があったのだろうか。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
延長えんちょう六年八月の頃、奥州に住む、安珍という年若い美僧が、熊野詣くまのもうでに出足しゅっそくした。その途中、牟婁郡むろごおりで、まさごの庄司清次しょうじせいじという男の家に、一夜の宿をもとめた。
京鹿子娘道成寺 (新字新仮名) / 酒井嘉七(著)