“くまのもうで”の漢字の書き方と例文
語句割合
熊野詣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日になって豊雄は閨房ねやから逃げ出して庄司に話した。庄司は熊野詣くまのもうでに年々来る鞍馬寺くらまじの法師に頼んで怪しい物をとらえてもらうことにした。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
お供に召され、御自身も東国侍の何げない熊野詣くまのもうでと装われて、およそ四十日余りも、お留守であったのじゃ。——家中にもすべてその間は御在城のていにしておいたが
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)