“くまがい”の漢字の書き方と例文
語句割合
熊谷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熊谷くまがいのさる豪農に某という息子があったが、医者になりたいという志願であったから、こうの某家に養子にった。
取り交ぜて (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
彼らが「命を捨ていくさをする」のも、熊谷くまがいの言葉をかりて言えば、おのが子の「末の世を思ふ故」である、すなわち家族の生活を保証するためである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
お銀は十年ほど前に、叔父と一緒に一世一代だという団十郎の熊谷くまがいを見てから、ここへ入るようなこともなかった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)