“くちはば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
口幅92.3%
口憚7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仮名床かなどこ伝吉でんきちやつァ、ふだん浜村屋はまむらやきだのはちあたまだのと、口幅くちはばッてえことをいってやがるくせに、なんてざまなんだ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
歌い手に不似合な、つかっても費い切れない程の富もあるし、口幅くちはばったい様だが、世界的な名声とやらもあります。この上私は何んの人気を望んで居るでしょう
焔の中に歌う (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
どう仕りまして、そんな生やさしい色恋の出入りだったら、口憚くちはばッたいことを申すようですが、峠なしの権次ひとりでも結構片がつくんです。ところが悪いことに対手が少々手に負えねえんでね。