“くうばく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空漠90.3%
空爆6.5%
空寞3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは何となく信じ難い、変てこな事実であった。空漠くうばくたる五ヶ月間が、犯罪動機と犯罪そのものとの連鎖れんさを、ブッツリ断ち切っていた。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
これは、空爆くうばくで、爆弾の破片によってうけた傷であったのか。前額の左のところに、その気味のわるい前途ぜんとを持った傷口があったのか。そんなことを考えると、その傷口のことが、にわかに心配になった。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
こんな残酷な空寞くうばくたる朝にもなほ