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ぎだん
ふりがな文庫
“ぎだん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
疑団
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疑団
(逆引き)
おれの胸に始めて
疑団
(
ぎだん
)
が
萠
(
きざ
)
したのは、正にその白拍子たるお前の顔へ、偶然の
一瞥
(
いちべつ
)
を投げた時だ。お前は一体泣いてゐるのか、それとも亦笑つてゐるのか。猿よ。人間よりもより人間的な猿よ。
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
アヽ是にて
疑団
(
ぎだん
)
氷解
(
ひょうかい
)
せり殺せしは支那人陳施寧殺されしは其弟の陳金起少も日本警察の関係に非ず唯念の為めに清国領事まで通知し領事庁にて
調
(
しらべ
)
たるに施寧は俄に店を
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「しかるについ両三日前に至って、美学研究の際ふとその理由を発見したので多年の
疑団
(
ぎだん
)
は一度に氷解。
漆桶
(
しっつう
)
を抜くがごとく痛快なる悟りを得て
歓天喜地
(
かんてんきち
)
の至境に達したのさ」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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