“きんちゃくき”の漢字の書き方と例文
語句割合
巾着切100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十の年には、立派な巾着切きんちゃくきりさ。それから知合いもできてきた。十七の頃には、立派などろちゃんだ。店を破り、錠をねじあける。とうとうつかまった。
死刑囚最後の日 (新字新仮名) / ヴィクトル・ユゴー(著)
巾着切きんちゃくきりの用心に財布せえふをにぎってばかりいねえでサ、その財布せえふのひもを、ちっとといたらどんなもんだい
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「悪党だって、絵の上手なのも居るし、家で盆栽ぼんさいをいじっている奴もある。現に、木鼠きねずみの三公なんかは、巾着切きんちゃくきりは下手へただが、伝馬牢へ入ると、時々、句を作って出てくるそうだ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)