“きんちゃっき”の漢字の書き方と例文
語句割合
巾着切100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「みんなお堂の方へ駈けて行くようですね。喧嘩か巾着切きんちゃっきりでしょう」
半七捕物帳:23 鬼娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「いずれ女の巾着切きんちゃっきりでしょう。異人の紙入れを掏り取って、手早く相棒に渡してしまったに相違ありませんよ。江戸の巾着切りは手妻てづまがあざやかだから、薄のろい毛唐人なんぞに判るものですか」
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
こういう場合には珍らしくない巾着切きんちゃっきりである。
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)