“きんちやくきり”の漢字の書き方と例文
語句割合
巾着切100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春から大した御用もなく、巾着切きんちやくきりや空巣狙を追ひ廻させられて、錢形の親分も少し腐つてゐた最中だつたのです。
「が、天下靜謐せいひつだな、今年になつてからは、ろくな巾着切きんちやくきりも出て來ないよ。謀反なんかあるわけは無いし」
「立派だつてやがる、——成程それだけサバサバして居ると、巾着切きんちやくきりが車掛りで攻め寄せても驚かねえ」