“きづち”の漢字の書き方と例文
語句割合
木槌100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初、木槌きづちたたくと、刃針ランセットが血管の上を滑ってしまう。そこでもう一度もっとしっかり手元を決めて叩くと、すずの手桶のなかにどくどくと血が流れ出す。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
だんまりで袋物の細工をして、時折トントンと小さい木槌きづちの音をたてるばかりだった。
ツチンボは藁細工わらざいくの藁を打つ木槌きづちのことで、これも幾分か形が似ていると言われぬことはないが、こちらはあるいはうつぼぐさの訛り、もしくは誤ってそう解したものとも見られる。