“きづた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
常春藤60.0%
木蔦36.0%
常春籐4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
常春藤きづたむらがった塀の上には、火の光もささない彼の家が、ひっそりと星空にそびえている。すると陳の心には、急に悲しさがこみ上げて来た。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
風が東から吹く時には、対岸の村々の鐘が、ごく遠くからそれに響きを合わせる。木蔦きづたのからんだ壁に群がってるすずめが、騒がしく鳴きたてる。
常春籐きづた葡萄ぶどう、そのほかいかなる植物の葉よりも古代的で典型的な建築用唐草模様の一種であって、次第によっては未来の地質学者の頭をなやます謎となるかもしれない。