“きつえんしつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
喫煙室100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
保吉やすきちは二階の食堂を出た。文官教官は午飯ひるめしのちはたいてい隣の喫煙室きつえんしつへはいる。彼は今日はそこへ行かずに、庭へ出る階段をくだることにした。
保吉の手帳から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
沢村さんに占領せんりょうされているときは、喫煙室きつえんしつで、母へ手紙を書いたりしていました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
暗い海をしばらくみてから、に帰ろうと、喫煙室きつえんしつのなかを通り抜けていると、一隅いちぐうで沢村、森、松山、東海さん達が、麻雀マアジャンをやっていましたが、「おい、おい」と河村さんが、ぼくを呼びとめます。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)