“きせるづつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煙管筒87.5%
烟管筒12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねえやにお茶をいいつけておいて、すっぽんと煙管筒きせるづつをぬきながら、こういった。
おじいさんのランプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
吉五郎はつづけて煙草をった。留吉も煙管筒きせるづつを取り出した。親分と子分は暫く無言で睨み合っていると、その考えごとの邪魔をするように、町内の午祭りの太鼓の音が賑やかにきこえた。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
まだ其の頃は余り兵児帯へこおびは締めません時分だから、茶献上ちゃけんじょうの帯を締め、象牙ぞうげへ四君子のってある烟管筒きせるづつ流行はやったもので、烟草入たばこいれは黒桟くろざんに金の時代のい金物を打ち、少し色は赤過ぎるが
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)