“きしぼじん”の漢字の書き方と例文
語句割合
鬼子母神100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この頃の御感想は……私はこの言葉を胸にくりかえしながら、雑司ぞうしの墓地を抜けて、鬼子母神きしぼじんのそばで番地をさがした。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
唐人のけの皮を一目で引んいだ、御眼力、お若えが恐れ入谷いりや鬼子母神きしぼじん……へっへっへっなんでごわす? ま、そのお話てえのをザッと伺おうじゃアげえせんか
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
鬼子母神きしぼじんの境内から、百姓地まで溢れた、茶店と、田樂屋でんがくやと、駄菓子屋と、お土産屋は、一遍に叩き割られたやうに戸が開いて、聲をしるべに、人礫ひとつぶてが八方に飛びます。