“かんべつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鑑別75.0%
鑒別25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所謂いはゆる銅脈といつた種類で、銅の臺にたくみな金鍍金きんめつきをほどこした細工物で、素人しろうと目には眞物の小判と鑑別かんべつがつかなかつたばかりでなく、贋造貨幣がんざうくわへい犯人の一番むづかしい使用法が巧妙で
黄いろい縞の銘撰めいせんの着物が、いつかじゅう着ていたのと、同じか違うか、純一には鑒別かんべつが出来ない。只羽織が真紫のお召であるので、いつかのとは違っているということが分かった。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)