“かわらまち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瓦町86.7%
河原町13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜ももう五ツ(午後八時)に近いと思うころに、本所なかごう瓦町かわらまちの荒物屋の店障子をあわただしく明けて、ころげ込むようにはいって来た男があった。
半七捕物帳:10 広重と河獺 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
家じゅうがらんとして……というと相応に広そうだが、あさくさ御門に近い瓦町かわらまちの露地の奥、そのまた奥の奥というややこしい九尺二間の棟割むねわりである。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「——河原町かわらまちの薬師寺に、平岡様とともに当分ご一緒にいるつもりゆえ、いつでも訪ねてくれたまえ」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
河原町かわらまちT・H靴店で靴を買う。夕刻帰宅。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)