“かわばかま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
革袴80.0%
皮袴20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今しがた門限の六刻むつが鳴って、役所の中には、疲れた暮色が沈みかけていた。嵐がぶつかッて来たようなそこの物音に、革袴かわばかまの番士は、びっくりしたように飛び出して
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
出会いがしらに柑子坂こうじざかの上から降りてきた編笠の人があった。五倍子染ふしぞめの着物を着ており、羽織はまとわず、革袴かわばかまに草履という身ごしらえ——もちろん大小は横たえている。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たちまち一人皮袴かわばかま乗馬し従者一人添い来って卜を請う、西に去って食をもとめんか東に求めんかと問うたんで、宗し東に向えと告げた。