“からすば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
烏婆33.3%
鴉羽33.3%
鴉青33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「三十年後家を通して、烏婆からすばアとか何んとか言はれ乍ら、溜めたんだから、三十兩や五十兩ぢやあるまいと思ふが、天井裏も床下も、糠味噌ぬかみそかめの中まで見たが無いよ」
はとみに鴉羽からすばいろのほのほして
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
母上は我に向ひて、かの女子の怪しく濃き目の色、鴉青からすばいろの髮、をさなくて又怜悧さかしげなる顏、美しき紅葉もみぢのやうなる手などを、繰りかへして譽め給ふに、わが心にはねたましきやうなる情起りぬ。