“からくさもよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
唐草模様80.0%
唐草文様20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐草模様からくさもようを彫り出し、赤や、青や、緑や、黄や、紫の色どりをした長さ三十センチ、幅十五センチほどの細長い小箱で、蓋をとりのけて見ると、赤く塗った箱の中に、レモン色の
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
見分けのつかない唐草模様からくさもようの冠頂が変なふうについていて、緑青とこけとがいっぱい生じてる二本の柱にはめ込まれ、ゆがみ揺らめいていて海老錠えびじょうのかかってるその古い鉄門の格子こうし越しに
だが、そこで二十分ばかりねばってみていたが、唐草文様からくさもようなどの工合のいい古瓦のかけらの他にはこれといって目ぼしいものも見あたらなかった。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)