“かどび”の漢字の書き方と例文
語句割合
門火100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桑作はそこに門火かどびいていた一人の若者を半蔵の前へ連れて行った。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
踊ったぞ、踊ったぞ。町のまっ門火かどびの中で、刀をぎらぎらやらかしたんだ。楢夫ならおさんと一緒になった時などは、刀がほんとうにカチカチぶっつかったぐらいだ。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
除夜にはサイトリカバといって、白樺しらかばの皮を門火かどびに焚くことは、他の山国の盆の夕も同じであった。年棚にはミタマの飯というものを作って、祖先の霊にささげた。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)