“かつぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渇望80.0%
喝棒15.0%
偈棒5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてかれのたましいは、この神の輪舞りんぶに加わりたいと渇望かつぼうした。巨大な、木製のみだらな象徴が、むき出しにされて高くかかげられた。
かれの喝棒かつぼうを食って、今日の更生を得た大岡市十郎——いまの越前守は、その後も、文通の上で、正覚しょうがくの道をたずね、身は市井の公吏と劇務の中にあっても、心は在家ざいけ居士こじ、鉄淵の弟子として
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この点、キリストは、きたり信仰せよ、禅宗では声なき声をきけ、というような偈棒かつぼうをくらわす。日蓮は、“われ日本の眼目となる”との自信を示す。
親鸞聖人について (新字新仮名) / 吉川英治(著)