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かついえ
ふりがな文庫
“かついえ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
勝家
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝家
(逆引き)
勝家
(
かついえ
)
も
愚将
(
ぐしょう
)
ではない、ましてや分別もじゅうぶんな年ごろ。
理
(
り
)
のとうぜんに、やり場のない
怒気
(
どき
)
が、うめきとなって口からもれる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
恐ろしい下克上の世の中だ……明智光秀には反骨がある。羽柴秀吉は猿智慧に過ぎない。柴田
勝家
(
かついえ
)
は思量に乏しい。世は容易に治まるまい……武田家は間もなく亡びるだろう。波多野秀治は滅亡した。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
かねてから主君
勝家
(
かついえ
)
は、
若年
(
じゃくねん
)
におわし、しかも、
孤立無援
(
こりつむえん
)
に立ちたもう
伊那丸
(
いなまる
)
さまへ、よそながらご同情いたしておりました。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
仰
(
おお
)
せにはござりますが、
勝家
(
かついえ
)
一族が、ご当家を
袋攻
(
ふくろぜ
)
めにせん奇陣をくふうし、
雪解
(
ゆきど
)
けとどうじに出陣の
密策
(
みっさく
)
をさぐってまいりましたゆえ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
翌
元亀
(
げんき
)
二年のときは宿将
勝家
(
かついえ
)
が負傷し、
氏家卜全
(
うじいえぼくぜん
)
が戦死し、去年の出征には、部将の林新二郎以下たくさんな戦死があるなど、苦杯を喫しつづけて来た敵である。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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