“かしざい”の漢字の書き方と例文
語句割合
樫材100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小さいけれども樫材かしざいの頑丈な小机と、小刀や各種ののみ糸鋸いとのこ、特別にあつらえたらしい小さなまんりき、三種類ほどのきりなどが道具で、材料は上質の象牙ぞうげと、鉛の延棒だけであった。
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
古くて飴色あめいろになった樫材かしざいのがっちりしたもので、上の二段は戸納、下段は左右とも抽出ひきだしになっている。もちろん薬がしまってあるのだろう、抽出の一つ一つに、薬品の名を書いた札がってあった。