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かさいれ
ふりがな文庫
“かさいれ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
傘入
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
傘入
(逆引き)
その洋杖が土間の瀬戸物製の
傘入
(
かさいれ
)
に入れてあると、ははあ先生今日は
宅
(
うち
)
にいるなと思いながら敬太郎は常に下宿の
門
(
かど
)
を
出入
(
でいり
)
した。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
敬太郎はそのひまに例の
洋杖
(
ステッキ
)
を
傘入
(
かさいれ
)
から
抽
(
ぬ
)
き取ったなり、
抱
(
だ
)
き込むように羽織の下へ入れて、主人の座に帰らないうちにそっと表へ出た。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
敬太郎
(
けいたろう
)
は下宿の
門口
(
かどぐち
)
を
潜
(
くぐ
)
るとき何より先にまずこの洋杖に眼をつけた。というよりも
途
(
みち
)
すがらの聯想が、
硝子戸
(
ガラスど
)
を開けるや否や、彼の眼を
瀬戸物
(
せともの
)
の
傘入
(
かさいれ
)
の方へ引きつけたのである。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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