“かごあんどん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
籠行燈70.0%
冠行燈10.0%
籠行灯10.0%
駕籠行燈10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
默つて入ると、中には籠行燈かごあんどんが點いて、座蒲團が二つ、平次が來るのを待つて居たやうな心憎い用意です。
持つて近づくと、赤井主水に眼から火が出るほど叱り飛ばされましたよ。(其處は入つちやならねえ、傍へ寄るんでも、冠行燈かごあんどんを持つて行け)
黙って入ると、中には籠行灯かごあんどんいて、座蒲団ざぶとんが二つ、平次が来るのを待っていたような心憎い用意です。
駕籠行燈かごあんどんは隅に遠く隔ててある。床の香炉こうろには、いいつけない香がくゆらしてあった。梅の花に香のにおいは似ていた。又、彼女のそこはかとない衣ずれの匂いにも紛らわしい。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)