“かかあでんか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嬶天下66.7%
嚊天下16.7%
媽々天下16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これではまるで、お人好しの宿六が、嬶天下かかあでんかの御機嫌をとりに来たようなものではないか、郡民畏怖の的である新お代官の権威のために取らない。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お八重という女房が内外うちとのことを一人で切って廻している、いわば嚊天下かかあでんかの家だそうで、もう年頃の息子や娘がありながら、お八重は派手なこしらえで神詣りにもたびたび出て歩くという評判です
半七捕物帳:68 二人女房 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そうかって先方さきはお客だ、わざも未熟だし、決してもんくは言やしない、言わないかわりに、一人だって紳士方の腹こなしや、貴婦人とかいう媽々天下かかあでんか反返そっかえりだの
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)