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嬶天下
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かかあでんか
ふりがな文庫
“
嬶天下
(
かかあでんか
)” の例文
けれども、ある種の専制政治があって、彼は長いことその下で苦しんでいたのだった。それは、
嬶天下
(
かかあでんか
)
だった。幸いなことにそれも終っていた。
リップ・ヴァン・ウィンクル:ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿
(新字新仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
これではまるで、お人好しの宿六が、
嬶天下
(
かかあでんか
)
の御機嫌をとりに来たようなものではないか、郡民畏怖の的である新お代官の権威のために取らない。
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「彼奴の家は僕や竹内のところと違って、
嬶天下
(
かかあでんか
)
だ。島崎は君に地面を貸したくても、奥さんが承知しない。世の中は独身者が考えるように簡単じゃないんだ。何処の家庭にもそれ/″\事情がある」
変人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
嬶天下
(
かかあでんか
)
さ」
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“嬶天下(かかあ天下)”の解説
かかあ天下(嬶天下)(かかあでんか)とは、妻の権威・権力・威厳が夫を上回っている家庭を指す。
「からっ風」と並んで、上州名物と言われる。かつて上州と呼ばれた地域(群馬県)は養蚕業が盛んであり、妻の経済力が夫より高い家庭が多かったことによる。2015年(平成27年)4月24日、文化庁は日本遺産の最初の18件の一つとして「かかあ天下 ―ぐんまの絹物語―」を選んだと発表した。
(出典:Wikipedia)
嬶
漢検1級
部首:⼥
17画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“嬶”で始まる語句
嬶
嬶々
嬶共
嬶様
嬶殿
嬶罰
嬶左衛門内