“かいぎょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
怪魚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正吉とキンちゃんとは、おそるおそる池のそばへ近よって、怪魚かいぎょのごきげんをとりむすぶのであった。キンちゃんの持って来た食べ物は、怪魚たちをよろこばせた。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ザブーン! と西浦にしうらの岩になにか当った。パッと散ったのは波光はこうである。百千の夜光珠やこうじゅとみえた飛沫しぶきである。だが、そこに、怪魚かいぎょのごとき影がおどっていた。舟だ、人だ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
全身に数千本の針を突き立てられたような刺戟、それはあたかも、胃袋の辺に大穴がいて、心臓へグザッと突入したような思いだった。指先は怪魚かいぎょいつかれたような激痛を覚えた。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
にらむ怪魚かいぎょ
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)