“かいあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
晦庵50.0%
怪庵25.0%
晦菴25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神識しんしきはなお屋中の人のごとし。人すでに出でてくに、房屋を顧みず。神識すでに出でて、幻身を顧みず。晦庵かいあんがいわゆる形すでに朽滅して、神また飄散ひょうさんす。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
溲瓶しびんを呼ぶ。『海南新聞』来る。中に知人の消息はなきやとひろげて見る。妹に繃帯ほうたい取換を命ず。繃帯取換は毎日の仕事なり。未だ取りかからざる内に怪庵かいあん来る。枕元のふすまをあけて敷居ごしに話す。
明治卅三年十月十五日記事 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
(『理学類編りがくるいへん』に曰く、「問う、『人の死して魂魄すなわち散ずるやいなや』晦菴かいあん、答えて曰く、『散ずるなり』」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)