“おんとく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御徳50.0%
恩徳50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ご謙遜です。みな君の御徳おんとくと、積年の労苦がここに結集したものです。はやい話が、君にその積徳とご努力が過去になかったら、この孔明ひとりでも、今日、お味方の内にはいなかったでしょう」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一方は婚を以て恩徳おんとくのごとく心得、一方はその徳を徳とせずしてこれをいやしむのいきおいなれば、出入しゅつにゅうの差、はなはだ大にして、とても通婚つうこんさかんなるべき見込あることなし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)