“おんじゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御蛇33.3%
怨者33.3%
雄蛇33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御蛇おんじゃいけにはまだかもがいる。高部たかべや小鴨や大鴨も見える。冬から春までは幾千かわからぬほどいるそうだが、今日も何百というほど遊んでいる。
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
「のろい足だなあ」と二、三度省作から小言こごとが出て、午後の二時ごろ三人はようやく御蛇おんじゃいけへついた。
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
世間には、愛子が墓前にあらわれでたとか、親が出たとか、怨者おんじゃが出たとかいうことはたくさんあります。
妖怪談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
上総かずさ雄蛇おんじゃの池などでも、若い嫁がしゅうとめににくまれ、機の織り方が気に入らぬといっていじめられた。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)