“おんありさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御光景50.0%
御容姿50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女の上の安かれとおもふ為ばかり、恰も今宵満願の折から図らず御眼にかゝりて、胸には此事あり此おもひあるに、情無かりし君が徃時むかしの家を出でたまひし時の御光景おんありさままで一時に眼に浮み来りしかば
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
瀧口つらつら御容姿おんありさまを見上ぐれば、沒落以來、いくその艱苦を忍び給ひけん、御顏痩せ衰へ、青總の髮あらゝかに、紅玉のはだへ色消え、平門第一の美男と唱はれし昔の樣子、いづこにと疑はるゝばかり
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)