“おねこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
牡猫60.0%
雄猫40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お清のほかにゃア牡猫おねこだッていやアしない。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
「ええあの表通りの教師のとこにいる薄ぎたない雄猫おねこでございますよ」「教師と云うのは、あの毎朝無作法な声を出す人かえ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
以上二頭の犬の外、トラと云う雄猫おねこが居る。犬好きの家は、猫まで犬化して、トラはたたみの上より土にるが好きで、儂等が出あるくとうさぎごとくピョン/\はねていて来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)