“おちゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
御着100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……既に電報で再度までも申出ましたものを、御着おちゃくの時間どころか、東京御出発の御通知も下さらず、幹事一同は大狼狽おおろうばい
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それは海の口村で殿下の御着おちゃくを報せるのでした。物売る店のあたりから岡つづきの谷の人は北をさして走ってまいります。川上から来た小学生徒の一隊は土塵つちぼこりを起てて、馳走かけあしで源の前を通過ぎました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)