“おこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汚行40.0%
岡豊20.0%
於香20.0%
汙行20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おとよさんの行為は女子に最も卑しむべき多情の汚行おこうといわれても立派な弁解は無論できない。しかしよくその心事に立ち入って見れば、あわれむべき同情すべきもの多きを見るのである。
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
天正十六年十月四日、岡豊おこうから大高坂おおだかさへ移ったばかりで未だその城普請の最中であった領主の長宗我部元親は城中へ一族老臣を集めて家督相続の評定をした。
八人みさきの話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
綯が温と虞候とを対決させると、虞候は盛んに温の汙行おこうを陳述して、自己は無罪と判決せられた。事は京師に聞えた。温は自ら長安に入って、要路に上書して分疏ぶんそした。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)