“おうひつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
王必100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「許都に入らず、許都の郊外にたむろして、不慮の災いに備え、また長史王必おうひつを府内に入れて、御林の兵馬は、すべて彼の手につかさどらせよ」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王必おうひつを刺し殺し、御林の兵権をわれわれの手に収めてから、天子をようして、急使を蜀へはしらせ、蜀の玄徳に天子をたすけよと、綸旨りんしを伝えるならば、この際
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東華門の王必おうひつの営中に、火がかかるのを合図に、内外から起って、先ず彼をち、すぐ一手になって、禁裡へ馳せつけ、帝に奏して、五鳳楼ごほうろうへ出御を仰ぎ、そこへ百官を召し集めて
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると、主簿しゅぼ王必おうひつがあわてて、さえぎった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)