“えんにち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縁日96.4%
生日3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし丹波酸漿たんばほおずきを畠で作り出したのは後のことで、店や縁日えんにちで売るようになったのは、都会でもそう古くからではないのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
縁日えんにちの夜、摺違すれちがひに若き女のお尻をつねつたりなんぞしてからかふ者あり。これからかふにして何もその女を姦せんと欲するがために非ず。
猥褻独問答 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
その日は英烈竜王の生日えんにちであった。許宣は金山寺へ焼香に往きたいと思って、再三白娘子に同行を勧めたが白娘子は往かなかった。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その日は英烈竜王りゅうおう生日えんにちであった。許宣は金山寺きんざんじへ焼香に往きたいと思って再三白娘子に同行を勧めたが白娘子は往かなかった。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)