“えせふうりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
似非風流66.7%
似而非風流33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
似非風流えせふうりゅう半可通はんかつうやスノビズムの滑稽、あまりに興多からんことを求めて却って興をさます悲喜劇、そういったような題材のものの多くでは
徒然草の鑑賞 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
似非風流えせふうりゅうでもございません、太公望様それ自身の本心なのでございます、楽しめば一竿の風月の中に不尽の楽しみがある、それよりほかの物は結局わずらいに過ぎない、という太公望の心境を
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
……しかしさすがは里村紹巴じょうは仮病けびょうよそおうてのがれもせず、嵯峨口からでも五十余町もある山を、あたふたと登って参ったところは、似而非風流えせふうりゅうではない。わが友とするに足るおとこ
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)