似非風流えせふうりゅう)” の例文
似非風流えせふうりゅう半可通はんかつうやスノビズムの滑稽、あまりに興多からんことを求めて却って興をさます悲喜劇、そういったような題材のものの多くでは
徒然草の鑑賞 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
似非風流えせふうりゅうでもございません、太公望様それ自身の本心なのでございます、楽しめば一竿の風月の中に不尽の楽しみがある、それよりほかの物は結局わずらいに過ぎない、という太公望の心境を
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)