“似非物”の読み方と例文
読み方割合
にせもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
考えてみると似非物にせもの真物ほんもののザックバランに優ることはない。そこでいっそのこと、辮子を廃し、洋服をて、大手を振って往来を歩いた。
頭髪の故事 (新字新仮名) / 魯迅(著)
母親は結局なんにも言わなかったが、よその人は一目見るとまずその辮子について研究し始め、それが似非物にせものであると知るや、すぐに冷笑を浴せかけ、わたしを断頭の罪名に当てた。
頭髪の故事 (新字新仮名) / 魯迅(著)