“えうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
杳然50.0%
窈然50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて御次に古庵様市川子成田鵜川(近得一書未報)諸君へ宜奉願上候。梧堂は杳然えうぜん寸耗すんばうなし。いまだ東都に候哉。もはや帰郷に候哉。もしゐられ候はば宜御申可被下候。松島の画題は届候哉。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
その光被するところ、べてを化石となす、こゝろみに我が手をぐるに、あきらけきこと寒水石をり成したる如し、我が立てる劒ヶ峰より一歩の下、窈然えうぜんとして内院の大窖たいかうあり、むかし火をきたるところ
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)