杳然えうぜん)” の例文
さて御次に古庵様市川子成田鵜川(近得一書未報)諸君へ宜奉願上候。梧堂は杳然えうぜん寸耗すんばうなし。いまだ東都に候哉。もはや帰郷に候哉。もしゐられ候はば宜御申可被下候。松島の画題は届候哉。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)