“うんちく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蘊蓄88.2%
薀蓄11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ますます蘊蓄うんちくを深められつつあり、奥様もまた先生と同じ学問に志をたてられて、内助の功まことにお見事に、御令息御令嬢
呉秀三くれしゅうぞう博士の『精神啓微』や『精神病者の書態』を愛読して、親しく呉博士をおとのうて蘊蓄うんちくたたいたのはやはりその頃であった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
断念をした広太郎、銅兵衛の屋敷にとどまって、薀蓄うんちくを傾け防戦準備、それに専心することにした。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
今この自分、六樹園石川雅望が、このありあまる国学の薀蓄うんちくを傾けて敵討物を書けばどんなに受けるかしれない。大衆は低級なものだ。他愛ないものだ。拍手喝采はくしゅかっさいするであろう。
仇討たれ戯作 (新字新仮名) / 林不忘(著)