“うわだん”の漢字の書き方と例文
語句割合
上段100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこにいるのかと思うと、袋戸棚の上段うわだんに潜ッている。そこから、天井板をめくッて、屋根裏へはい出そうという作業中であったと見えます。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
汽車の中でねむるにもその上へ白髪しらがの額を押当てて頂いた、勿体ない、鼠穴のある古葛籠ふるつづらを、仏壇のない押入の上段うわだんに据えて、上へ、お仏像と先祖代々の位牌いはいを飾って、今朝も手向けた一もん蝋燭ろうそく
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)