“うたがき”の漢字の書き方と例文
語句割合
歌垣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男女幾十人が数珠じゅずの環のめぐるがごとく歓喜に満ちて踊り巡るのですが、わが国古代の歌垣うたがきもこんなものかと思われます。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
此山は『万葉集』に新田山にいたやまと歌われ、妻覓つままぎの歌垣うたがきなども行われたらしい名所であるが、高さは二百三十米ばかり、東側と北部は水成岩、全山の三分の二を占むる主要部は
山と村 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「古いことを担ぎ出したものだな、あれは歌垣うたがきといって、やっぱり男女入り乱れて踊るんだ、ずいぶんいかがわしい話もあるが、今の流行はやりものよりは幾分か風流だろう」
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)