“うさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胡散75.8%
迂散22.2%
烏散1.0%
胡算1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へへへ、でもお寂しそうに見えますもの……」と胡散うさんくさい目をしながら、「何は、金之助さんは四五日見えませんね?」
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
「私、わたしです」というと、潜戸をそっと半分ほど開けながら母親が胡散うさんそうに外をのぞくようにして顔を出した。
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
のみならず、周囲の卓子テエブルを囲んでいる連中が、さっきからこちらへ迂散うさんらしい視線を送っているのも不快だった。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そして——たしかに預る、決して迂散うさんなものでない——と云って、ちゃんと、衣兜かくしから名刺を出してくれました。
紅玉 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
めたさは嘗めたし、烏散うさんな奴は見て居るし、といふ顔付をして、じり/\寄りに寄つて来るのもあつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
そう云えば乳母は、此の胡算うさんくさい乞食坊主を何処かで見かけた覚えがあった。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)