“いもとむこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妹聟57.1%
妹婿42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
守時とて北条一族の内、その妹聟いもとむこに、宗家そうけへ弓を引く反逆の子を出したことです。世間の疑いの目、そしりの声、それはまだ忍ぶとしても、この御存亡の日を、ただよそ目には見ていられません。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さすがは、赤橋殿の妹聟いもとむこ、うわさのごとく、なかなかな器量人きりょうじんか」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それでも妹婿いもとむこの方は御蔭おかげさまで、何だかだって方々の会社へ首を突っ込んでおりますから、この方はまあ不自由なく暮しておる模様でございますが、手前共や矢来のおととなどになりますと、云わば
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)