“いはみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石見92.3%
岩美3.8%
岩見3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石見いはみの國の高津川に沿うて行つたが、長州の國境に近い山間の小都會に津和野と云ふ町があつて、そこが先生の郷里であつた。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
香住の停車場で、私達は岩美いはみ行の汽車を待つた。岩井まで行かうとするには、更に岩美で汽車を降りたところから、二十分ばかりも自動車の便によらねばならない。夏のさかりで日の長い頃だ。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
凄まじい形相ですが、美しさは一入ひとしほで、鉛色に變つた喉から胸へ、紫の斑點はんてんのあるのは、平次が幾度も見てゐる、『岩見いはみ銀山鼠取り』の中毒です。